「秘すれば花なり」という世阿弥の有名な言葉がある。
それは一輪の切り花から、その花が存在する広大な自然の力を伝え、見せる部分を限定することによって、逆にその圧倒的な存在感を人に想像させるという意味だ。何かを伝えたければ多くを語らず、余計な装飾を削ぎ落とし、いろいろな面に気を使いながら端的に整える。それは、利休の茶の湯の教えにもある、日本人の奥底に古くから備わる美しい心得。
秘めるからこそ美しく、花となる・・・今回の「禁断の果実たち」は、そんなひたむきな少女への想いと、茶の湯の精神をしつらえ、見る者の心に一瞬の出会いを刻む展示を目指しました。
作品撮影 : 石橋圭吾
写真:武井裕之 / 230×155㎜(image size)/ Gelatin Silver Print
陶器「抹茶碗」新見麻紗子
作品撮影 : 石橋圭吾
写真:武井裕之「籠原帝子とうつわ(髙橋亜希)」 390×267㎜(image size) / lambda print
陶器 : 髙橋亜希「掛け花入れ 平盃 ミニオブジェ 絵付豆皿 」
【出展作家】
武井 裕之/写真家
新見 麻紗子/陶芸家
高橋 亜希/陶芸家
岡安 真美/陶芸家
和田山 真央/陶芸家
【写真作品モデル】
西田藍 優里香 籠原帝子 七菜乃 甲斐桜 他
「禁断の果実たち」
2014年8月30日〜9月15日
時間 11:00〜19:00(木曜定休)
会場 白白庵
企画・しつらえ / 石橋圭吾(白白庵)
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